キャラクタービジネスについて、記載した記事です。

 前回は、会社ロゴに潜む本当の危険性について説明させていただきました。
 今回は、キャラクタービジネスについてお話をさせていただきたいです。

<キャラクタービジネス>
 キャラクタービジネスというと、アニメや漫画等を思い描いて、夢のあることのように感じられるかもしれません。
 私も、深く知るまではそうなのかなっぁと思っていました。
 しかし、このキャラクタービジネスというのは、”ビジネス”という言葉が付いているように、非常にシビアな大人の場所なのです。
 もう少し説明すると、キャラクター自体は漫画家さんとかが創りだすものです。
 しかし、このキャラクターは、それに人気が出てくると、大きな価値を生み出します。
 例えば、ポスター、玩具、ノート、被服、文房具等の各種グッズ化、パチンコ化等です。さらに、人気が出れば、遊園地化などもありえます。
 そして、大抵の場合、原作自体の売上よりも各種グッズ化、パチンコ化の方がたくさんの売上を長い期間にわたって生み出します。
 オリエンタルランド(=ディズニーランド)は、はるか昔に生み出されたミッキーマウスというキャラクターを、管理して現在もなおお金に変え続けるための団体という見方もできるのです。
 つまり、漫画家さん等が夢を持って創りだしたキャラクターを、大人の目線でお金にいかに変えるか、より多くの金に変えるかということを行うのが、キャラクタービジネスなのです。
 そこには、夢も希望も、子供への愛も入り込む余地は基本的にありません。そこに存在するのは、どうやってお金にするかという経済原則のみです。
 では、どうやってお金にするのでしょうか、一番典型的なパターンは、まず、原作(漫画、小説)をアニメ化します。このアニメ化の段階で通常は「○○制作員会」というのが組織されます。
 この人達(「◯◯制作委員会」)は、アニメを作る人ではありません。アニメを作るのはこの◯◯制作員会から外注を受けたアニメ製作会社さんです。昔は、アニメ制作会社さんが主導的に制作を行っていましたが、現在は、単なる下請けになってしまいました。アニメがヒットしてもお金が儲かったりすることはないです。
 では、◯◯制作委員会は何をするかというと、そのアニメ化した物を売って設けることはもちろんですが、それよりも、そのアニメでできた絵や動画を更に、展開(グッズ展開、パチンコ化)する際の範囲や、取り分を決めて、それを管理・分配する団体なのです。
 というわけで、◯◯制作委員会を敵視する漫画家さんやアニメ製作会社さんも実は多いのです。
 ただ、この仕組があるから、多くの資本が投下され、たくさんの作品を作ることができているということも事実です。
 うーん、なんでもそうですが世の中って難しいですね。
 次回は、うーんと、やっとですが下町ロケットで題材となった特許のお話を、できるだけ簡単にさせていただければと思っています。

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