前回の配信から約2週間となりました。
 元特許庁審査官:弁理士植村貴昭です。(行政書士もやっています)
 このメールマガジンは、全て私及び弊社スタッフが直接お会いして、
 お名刺を頂戴した方に配信させていただくものです。
 できれば、できれば、迷惑メールに分類しないでいただけるとうれしいです。
 最近、かぼちゃの馬車関係のご相談を受けるようになりました。
 かぼちゃの馬車とは、
 女性向けのシェアルームをオーナーさんに建設させて、
 その家賃保証をしていたのでですが、
 その家賃保証をしていた会社が潰れてしまったという事案です。
 わかりやすく言うと、
 オーナになる方(大抵、普通のサラリーマンです。)に、
 かぼちゃの馬車を運営する会社(株式会社スマートデイズ)
 (以下、わかりやすく「かぼちゃの馬車本部」と言いいます。)
 がシェアルーム事業をしませんかと勧誘したことから端を発します。
 その際の売り文句は、
 (1)かぼちゃの馬車本部が入居者を集める
 (2)集まらなくても家賃分はかぼちゃの馬車本部が保証する
 (3)お金はほぼ全額、銀行(スルガ銀行)が融資する。
 (4)(3)の返済は、(1)と(2)があるから、必ず返済できる。
    約10~15年程度で、銀行への返済が終了し、後はすべて利益になり、
    かつ、物件は、手に入る。
 という内容です。
 この内容が真実だとすると、非常に魅力的です。
 大体の、物件価格が土地建物付きで、都内の物件で1億円程度ですので、
 1年間で、1億円程度の土地建物が借金が無く手に入り、その後の、
 家賃は全て自分の物になるということですので、
 非常に良い話です。
 しかし、この話で一番問題になるのは、
 (1)(2)の保証は、あくまでも、
 かぼちゃの馬車本部(=株式会社)が保証しているということです。
 会社の約束は、会社が潰れてしまったら、何の効力もなくなってしまうということです。
 社長等の役員も何の責任も負わないということです。
 その為、破綻してしまうと、
 (1)と(2)がなくなり、借金だけが残るということになります。
 では、そんな貸し付けをした銀行が(1)(2)を負担してくれると
 思うかもしれませんが、
 銀行は、(1)及び(2)について何の保証もせず、
 貸し付けをしたという体裁なので
 銀行へも責任を追及することはできないということになります。
 皆さんも、会社との契約書を作ることがあると思います。
 若しくは、会社と各種の契約をすることがあると思います。
 しかし、会社はなくなってしまうと、全く何もなくなってしまうのです。
 その為、契約をする場合は、その会社がなくなってしまったら、
 どうなるのだろうという風に一度立ち止まって考えてみてください。
―― 読者の皆さんへ知財の専門家としてアドバイス ――
 契約の主体が会社のみの場合は、その会社がいつまで続く可能性が有るのか、
 よくよく検討してみてください。
 いかに自分に都合の良い契約内容であっても、
 潰れてしまえば、何の価値もないのです。
 もし、心配ということであれば、
 社長等の役員を連帯保証させるとかの手当てが必要です。
 ―― その他 ――
 では、次回をお楽しみにしてください。
 次回は、うーんと、何にしようかなぁ。考えておきますね。
 また、今回も最後までお読み下さり、本当に有難うございます。
 月2回程度の配信を予定しており、購読いただく方に過度のご負担をかけないようにする予定です。
 あとあと、過去のこの私の投稿を見たい方は、
 弊所のHPに来ていただければ、読めます。
 「ポラリスIP」で検索すればあります。
―― 編集後記 ――
「父と子の約束]
 夏休みなので、子供が家にいます。
 土日は、私も家にいることになります。
 子供は、私にいろいろなことをさせます。
 一緒にゲームをしろ!
 どこどこに連れて行け!
 お菓子を食べさせろ!
 等々です。
 めんどくさい私は、大抵、
 条件を付けます。
 宿題が終わったら等々です。
 そこで終わればいいのですが、
 今すぐ・・してくれという風に条件を付けてきます。
 だめだといっても、耳元で、騒ぎます。
 うるさいです。
 ちなみに、怒ると、今度は私が嫁にお来られるので、
 我慢です。
 根負けして、大抵、やってあげることになります。
 しかし、大抵、この手の約束は、
 守られません。
 お前は、会社でつぶれたのか!と怒りたいですが、
 我慢して、もう一かい、約束したんだからと言って、
 履行を迫りますが、
 めんどくさいです。
 どうやら、家族間の約束は、
 株式会社間の約束よりも、簡単に破棄できるようです。