はじめに

小規模事業者の間で昨今人気の「小規模事業者持続化補助金」について、約10回にわたってその概要や申請のポイント・注意点などをお伝えしていきます。

第8回目である今回は、「応募時提出資料のポイントと注意点」ということで、小規模事業者持続化補助金の申請の際に提出しなければならない資料等について、特におさえておきたいポイントと注意点について書いていきます。

 

経営計画書と補助事業計画書がうまく書けても

まず、以前のコラムの中で、小規模事業者持続化補助金では「経営計画書」と「補助事業計画書」の作成が「大きな壁」となり、これらの計画書こそ審査の上で最も重要である旨を書きました。

もちろん、小規模事業者持続化補助金は「経営計画書」と「補助事業計画書」の良し悪しで採択されるか否かが決まると言っても過言ではありません。

ただ、そうは言っても、やはりそれら以外の提出資料についても細心の注意を払う必要があります。なぜなら、応募時提出資料で必須のものが一つでも不足していた場合、たとえ「経営計画書」と「補助事業計画書」がうまく書けていたとしても不採択になってしまうからです。

 

それ以外の応募時提出資料は?

そこで、「経営計画書」と「補助事業計画書」以外の応募時提出資料について、うっかり見落としてしまいがちなものとして、以下の2点については最低限おさえておいてください。

一点目は、「事業支援計画書(様式4)」です。この事業支援計画書については前回のコラムで詳細を書きましたが、申請者の事業所がある地域を管轄する商工会もしくは商工会議所に作成依頼をする必要があります。この作成依頼を失念してしまう方もいれば、せっかく作成依頼をして発行してもらったにもかかわらず、応募時に同封するのを忘れてしまう方も少なくないそうです。

「経営計画書」や「補助事業計画書」などは、申請者が自ら時間をかけて苦労して作成するものですので、応募時に同封することを失念しにくいものだと思いますが、他の機関から発行される書類についてはどうしても「うっかり」してしまいやすいと言えます。当然事業支援計画書も「必須」書類ですので、忘れずに同封するようにしましょう。

 

二点目は、「電子媒体(CD-R・USBメモリ等)」です。小規模事業者持続化補助金の申請では、紙で印刷した複数の資料を提出するのですが、電子媒体も1つ同封する必要があります。電子媒体には、様式1・様式2・様式3・様式5の完成版のデータを保存します。この電子媒体の提出が一番失念しやすいものだそうです。

様式1・様式2・様式3・様式5は紙で印刷したものも提出するのですが、なぜ電子媒体も一緒に提出しなければならないのか、いまいち納得できない感じもしますが、ルールはルールですので、電子媒体の提出も忘れないようにしてください。ちなみに、電子媒体は、家電量販店等で市販されているCD-RやUSBメモリなどで大丈夫です。

 

今回のコラムでは、「事業支援計画書(様式4)」と「電子媒体(CD-R・USBメモリ等)」という、申請者が忘れてしまいがちな提出資料について書きました。もちろん、これら以外にも気をつけるべきルールや注意点なども多々ありますので、応募の際には必ず「公募要領」を何度も見直して、くれぐれも不足のないよう細心の注意を払うようにしてください。

しょうぶ行政書士事務所

行政書士 菖蒲悠太