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商標で財産形成
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 |
商標で財産形成
このコラムを読んでおられる方は、
「うちの会社は年商も低いし、価値が無いから、商標など取る必要ない」
と思っておられるかもしれません。
しかし、もともと、商標と言うのは、実は、それ自体は価値がありません。
そのマークを見て、お客様がその特定の会社の商品を選択するから価値があるのです。
つまり、お客様の信頼が商標の価値なのです。
高級ブランドはもちろんですが、激安ブランドも同じく価値があるのです。
このぐらいの値段で、このぐらいの価値のあるものが提供されるのだと、
お客様が期待してその商品やサービスを購入するのであれば、全て価値があるのです。
ということは、現在すごく価値があると思う商標(ブランド)も、
最初は、無価値であったということなのです。
それが、長く、かつ、お客様の信頼を裏切らずに、
使い続けられることによって、膨大な価値を持つに至ったということなのです。
まだまだ、会社の年商が低く商標の価値が無い間に
経営者ご自身のものとしておくべきなのです。
逆に、ある程度会社が大きくなった後に、経営者ご自身が商標を取得した場合には、
ある意味、会社の財産を奪ったという評価を受ける可能性があるのです。
だから、まだまだ価値が低いうちに取得しておいて欲しいのです。
また、経営者様は会社が大きくなれば、
当然、株式の値上がり、取締役報酬の増額という点で利益を得ることになると思います。
皆さん、お金って好きですよね。
私も大好きです。
そういった方にとって、商標を経営者様ご自身が取得していれば、
これらの報酬とは別に、商標権の値上がりというオプションもついてきます。
特に、本当に会社が大きくなると、株式よりも、実は一番価値があるのは、商標なのです。
服やバックの有名ブランドとかって、ほとんどの価値が商標にあると思いますよね。
以上のような早めの商標取得で、しっかり、こっそりと財産形成も可能なのです。
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