コラム（各種情報）

植村　貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士（取次資格有） 登録支援機関代表

デジタルとアナログ ～事務所備品のMVP～

良かったこと

私にとって、事務所備品MVPは、ADF(Auto Document Feeder：自動原稿送り装置)が付いているスキャナです。

何十枚にもわたる書類・資料を一気にスキャナにかけて、
PDFにデジタル化、バックアップを兼ねてクラウドサービスにアップロードすれば、
スマートフォンやら他のPCからも参照できます。本当に便利です。

行政手続のデジタル化が進み、ますます多くの先生が「電子申請」を利用されています。

たしかに、書類や手続きをデジタル化することは効率的に違いありません。
しかし、申請書類の副本を納品する際には、アナログな「紙が有する重さ・厚み」が、お客様の満足度に影響していると強く信じています。
（そんな価値観も変遷していくのでしょうけれども・・・）。

趣味の話になりますが、聴いているものは同じなのに、CDを購入すると、なんだか特別な気持ちになれる・・・そんなご経験があるのではないでしょうか。

私も、音楽鑑賞が好きで、ポータブル・オーディオ・プレーヤーに何百ものアルバムが入っていたのですが、けっきょくCDを持っている音楽以外は熱が冷めてしまい、ほとんど聴かなくなってしまいました。

先日、タブレットを使用して描いたデジタルなイラストを、はじめてアナログ作品にしたときもそうでした。
ピカピカの金属板にプリントをして、実際に壁に飾れるようにしたところ、ようやく達成感を味わうことができたのです。

デジタルなイラストは、絵の具が不要ですから、タブレットひとつさえあればどこでも描けます。ミスをしても文書作成用ソフトのように「元に戻す」ことができます。本当に便利です。

それでもやはり、「アナログ」にしかない付加価値があると、イラストをお渡しする際につくづく感じています。

デジタルとアナログ。実はつい最近まで、どちらか一方に統一させるのが合理的だと思い込んでいましたが、
仕事であれ趣味であれ、決して互いを排斥する関係にはないのだなと感じ始めています。

検討してほしいこと（デメリット）

問題点としては、正直、クラウドへのリンクのソフトが分かりずらい。
OneDriveとの相性が悪いのか、OneDriveがうまく同期しなくなるなどトラブルが何度も起きました。

個人的にアドバイスすると、
ｏｎｅｄｒｉｖｅへのクラウド化ではなく、Ｄｒｏｐｂｏｘの方が安定していると思います。

©植村国際特許、行政書士事務所　弁理士　行政書士　植村貴昭
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