作成中 マイナンバーカードについて

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有

マイナンバーカードとは

ビザ申請の際には、住民税の課税証明書・納税証明書や住民票等、多くの書類が必要になります。
役所に行けば取得できるのですが、役所まで足を運ぶのは手間も時間もかかります。
しかも、ビザの更新や変更の度にも、これらの書類が必要になりますから、
外国人の方の負担は小さくありません。

そこで、便利なのが「マイナンバーカード」です。
これがあれば、コンビニでも各種証明書の取得が可能です。
外国人の方でもマイナンバーカードは取得できますので、
この記事では、その取得方法や取得のメリットをご説明いたします。

 

メリット

マイナンバーカードを取得するメリットは2つあります。

①行政の証明書をコンビニで取得できる。

②マイナポイントを利用できる。

 

とくに、外国人の方はビザ申請の都度証明書が必要になりますので、コンビニで24時間いつでも取得が可能になる①のメリットは大きいです。

マイナンバーカードとビザの申請

②のマイナポイントは馴染みの無いものと思いますが、マイナンバーカード普及に向けた取り組みの1つで、2020年9月から2021年3月までの7カ月間実施される制度です。キャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者を通じて、チャージまたは買い物に対してマイナポイント25%を付与され、上限は5,000円相当になります。これを活用することで、おトクに買物ができるのではないでしょうか。

ほかにも、マイナンバーカードは顔写真付きの身分証明書としても使えるのですが、外国人の場合は在留カードがあるので、身分証明書として使う場面はほぼ無いと思います。

 

マイナンバーカードの取得方法

マイナンバーカードを取得するためには、4つのステップを踏むことになります。

 

1 申請

マイナンバーカードの取得のためには、まずは発行申請を行う必要があります。申請方法は、
①郵便
②パソコン
③スマートフォン
④まちなかの証明書写真機
の4つがあります。③のスマートフォンによる方法が最も簡単でおすすめです。
③によれば、「通知カード」と一緒に来る「交付申請書」のQRコードをスマホで読み取り→顔写真撮影→必要情報を入力の流れになります。5分程度で完了します。

「通知カード」を紛失した場合は再発行してもらえます。

 

2「交付通知」受領

申請完了後、しばらくすると「交付通知」が届きます。これには以下のものが同封されています。(自治体によって異なる可能性があります)
(1)個人番号カード交付・電子証明書発行通知書兼照会書(はがき)
(2)マイナンバーカードの交付についてのご案内
(3)マイナンバーカード交付時に必要なもの
(4)よくあるお問い合わせ

 

3 受取予約

交付通知に同封されている「マイナンバーカードの交付についてのご案内」に書かれている通りに、予約ページ上にID・パスワードを入力して受取日、受取時間を指定します。

 

4 受取専用窓口にて受取

予約した日時に受取専用窓口へ行き、マイナンバーカードを受取ります。原則、本人が指定された窓口へ行く必要があります。

 

まとめ

この記事では、マイナンバーカードについてお示ししました。外国人は日本人に比べ行政の証明書が必要になる場面が非常に多いですので、一度マイナンバーカードを取得してしまえば、負担を大きく軽減してくれるでしょう。また、マイナポイントはじめ、今後はさらにマイナンバーカードが“あるとおトク”となる場面が増えてきそうです。日本に長期間在留する外国人の方は、マイナンバーカードの取得をおすすめします。

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