クーリングオフ 基礎知識編 2:悪徳商法対策

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有

基礎知識編2 クレジットカードの注意点、植村の例
クレジットカードを使用したときは、明細を細かく確認する。悪用されないために、植村の例

クレジットカード

さて、前回はお金を支払わせることは大変と申し上げました。
具体的には、裁判で争って勝つしかないという状況です。

それに対して、簡単にお金を支払わせる方法があります。
それは、このスライドに書いてあるように、クレジットカードによる方法です。
このように、クレジットカードの番号等の情報が、悪意ある者に渡ってしまうと、
簡単にお金を取られてしまうのです。

皆さんもクレジットカードをインターネットなどで使ったことがあると思いますが、
クレジットカードは、インターネットではその現物がなくても、
単に、一定の情報だけがあれば買い物を完了することができてしまいます。
これって、悪意ある者にとっては簡単で、リスクが少ないのです。
そのため、とても怖いことなのです。

クレジットカードについては
以下の点について気を付けてください。

(1)インターネットの業者が、一度知ったクレジットカード情報を
   流用してしまうかもしれません。
   もしくは、犯罪組織に売り渡してしまうかもしれません。
   その業者自体は問題なくても、その従業員が同じようなことをしてしまうかもしれません。

(2)一応、カード会社は不正使用を認めると止めてくれたり、
   支払いをしないでもよい措置をしてくれるかもしれませんが。
    それって、分かりませんよね。

   ましてや、インターネットで物を買うような場合は、
   本当にその人が買ったのかわかりませんよね。
   カード会社にはあまり頼れません。

   ただ、それでも何かあったら、すぐにカード会社にご連絡しましょう。

(3)明細はよく見てください。
   数百円から数千円の範囲で、少しづつ引き落としているかもしれません。
   数万円とかの大きな額だと気が付きますが、このような少額だと気が付かず、
   極めて長い期間をかけて引き落とされて大きな被害になっている可能性があります。

   もし、変な引き落としがあれば、すぐにクレジットカード会社に電話して、
   止めてもらうような措置と、カードの変更をお願いしてください。

(4)インターネットなどで番号を入れなくても、お店でカードを使った際に、
   控えを取られてしまうと、同じく使えてしまいます。

   例えば、少し怪しい飲食店(女性のいる飲食店)などではご注意ください。

植村の事例ですが、

カードでは2回ほど危ない目に合っています。

1度目:

スウェーデンの空港での事例です。
ヨーロッパに主張するときのことですが、
トランジットの為に国際航空の中で、次の便まで待っておりました。
その時、家に電話かけようと思って、空港内の電話機を探しました。

その電話機のところに、【外国への電話をクレジットカードでのかけ方】
ということが書いてありました。

少し大丈夫かなぁと思ったのですが、スウェーデンという先進国の空港内、
それも、税関などを通った後の国際空港の中なので、空港の管理下にあるのだろうから、
周りを見ても全ての公衆電話に同じように書いてあったので、
たぶん大丈夫だろうと思って、その方法で電話をかけてしまいました。

一瞬、0.5秒ぐらいつながったのですが、すぐに切れてしまいました。

その後の請求は、1万円でした。
電話をしてクレジットカード会社に連絡したところ止めてくれましたが、
危ないところでした。

2度目:

急にメインで使っているクレジットカードが使えなくなりました。
買い物ができなくなった私は、怒ってクレジットカード会社に連絡しました。

理由は、このクレジットカードからWAONカードに現金チャージをしようとしていたが、
怪しかったので止めた旨を言われました。
これも危なかったです。
どうも、何か月か前に国内出張した際に、
四国の無人給油所で使った際に抜かれていたようなのです。
知らない街の、知らない無人給油所は怖いのだなぁと思いました。

クーリングオフ基礎知識編3はこちら
消費者庁の商取引法のページはこちら

©行政書士 植村総合事務所 所長行政書士 植村貴明

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