<> コラム
八つ橋
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 |
八つ橋
最近、ワイドショーなどを昼ごはんの時などに見てしまう、おばさん化が激しい植村です。
さて、ワイドショーをみていると、京都の八つ橋というお菓子について、
老舗の2店が争っているようです。
うーん、美味しい!美味しすぎる!
いえ、八つ橋のことではないです。
(私は、ハッカの味のお菓子が嫌いなので、八つ橋は苦手です。)
知財的に美味しすぎるネタということです。
美味しすぎるネタ提供 ありがとうございます。
ロボットについて書こうと思っていましたが、
こんなに美味しいネタをいただいて、放置できません。
というわけで、今回は、このネタを書きたいです。
さて、この問題は、問題になっているのは、
どうやら創業何年という部分について争っているということです。
でも、本当は、八つ橋というお菓子の名前が、
独占できれば、そんなことはどうでもいいことなのだと思います。
残念ながら、八つ橋は一般名称化
(=その形態のお菓子の名前を表し、
特定のメーカの物ではないというふうになってしまった)
ということです。
正直、お菓子の名前は、真似されやすいです。
お土産物になるような名前というのは、一社のものが有名になると、
他も同じようなものを他も真似したくなるからです。
そのため、お菓子の名前は早めに商標登録してほしいものの一つだと思います。
ちなみにですが、もし、この老舗のどちらかが、
「八つ橋」という名前に商標を取っていれば、このようなことにはならなかったのです。
ちなみに、八つ橋は今からでは無理ですが、新しいヒット商品のお菓子の名前があれば、
いつでも私にご連絡くださると嬉しいなぁ!!
(いつも、自分の商売ばかり考えている下衆な私でした(笑))
―― 読者の皆さんへ知財の専門家としてアドバイス ――
さて、ヒット商品が出た場合に、その名前が有名になったときに、
そのまま放置すると、一般名称になってしまうことがあります。
有名な例としては、エスカレータ、キャタピラーなどです。
これらは、皆さん、そのものを表す一般名称だと思っていますが、
当初は、一定の会社の商品の名前に過ぎませんでした。
しかし、そのメーカの商品が圧倒的に売れまくて、
みんなが、そのものの名前だと思ってしまうと、一般名称になってしまいます。
そうすると、その名前は、そのメーカさんも取れずに、みんなのものになってしまいます。
そのようなことにならないように注意が必要です。
特許庁のHPはこちら
商標のまとめページはこちら
―― その他 ――
では、次回をお楽しみにしてください。次回は、うーんと、何にしようかなぁ。
一般名称化という現象をうまく利用して、成功した企業のことを書こうと思います。
なお、ロボットに関することは、その次にさせてください。
また、今回も最後までお読み下さり、本当に有難うございます。
月2回程度の配信を予定しており、
購読いただく方に過度のご負担をかけないようにする予定です。
あとあと、過去のこの私の投稿を見たい方は、弊所のHPに来ていただければ、読めます。
「ポラリスIP」で検索すればあります。
―― 編集後記 ――
「断捨離!]
実は、いい加減人間な私ですが、結構整理魔です。
かなりいろいろなものを捨てちゃっています。
例えば、本は一回読んだら捨てます。
写真は、20年ほど前に、全てスキャンして写真の原本は捨ててしまいました。
服も、着ることが無くなったら、速攻捨てます。
というわけで、かなり物が少なく、私の部屋は物が少ないのがひそかな自慢です。
しかし、最近それが脅かされています。
どんどんどんどん、子供のおもちゃが私の部屋に侵食してきております。
それでも最初は、その中でも、少しづつ、整理していたのですが、
毎日毎日、おもちゃが私の部屋に散乱しております。
最近は、諦めました。
おもちゃがあっても、そのまま、布団敷く空間だけ横によけて、布団敷いて寝ちゃいます。
いろいろ、捨てるように言うのですが、ほとんど捨てません。
例えば、上の子は小学校2年生ですが、幼稚園児用の雑誌も、頑なにすてません。
最近、全部捨ててしまうかと思うこともあります。
・・・・・・・・・・・・・いえいえ、
子供のことじゃないですよ(笑)
最後に、私になんかあったときには、前からやると思っていましたというコメントを、
テレビのインタビューで言うのはお許し下さい。