激安・格安 22:IT(AI)を駆使している事務所の最大の問題点
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
激安・格安 22:安さを売りにする特許事務所
IT(AI)を駆使している事務所の最大の問題点=
コミュニケーション不足=コンサル不足
安さを売り(激安・格安)にしている事務所の問題点は、
お客様と事務所のコミュニケーション不足になりやすいということです。
この、コミュニケーション不足になりやすいということは、
インターネット等で、IT技術(例えば、AI)を駆使している事務所に、
多く発生しがちな問題だとも言えます。
※ もちろんそうでない事務所もあります。
そうでない事務所
もちろん、そうでない事務所もあります。
そのような事務所は多くないと思いますので、
もし、そのような事務所を見つけられたら、大変貴重な事務所なので、
その事務所に商標の出願(商標の申請)を頼めば、大抵間違いがないと思います。
IT(AI)等のインターネットに強い事務所を利用した方がいい場合
他方、IT(AI)等を利用して、インターネットでの受付を強化している事務所を
利用した方がいい会社や案件はあります。
例えば、コミュニケーション(=コンサルティング)を必要としないような場合です。
会社内に商標に詳しい担当者がいる場合、
知財コンサルなどが付いていて適切なアドバイスをもらえるような場合
案件がとても簡単で何も聞かなくてもいいような場合です。
このような場合は、IT(AI)等を駆使して人件費がかからないようにしている事務所の方が、安いことが多いでしょうから、そのような事務所に頼んだ方が、お得なことが多いと思われます。
コミュニケーションについて確認
つまり質問をしたいときに質問ができない・しずらいなどの状況に、
その事務所が該当していないか確認してほしいのです。
また、
こちらの状況(商標の使用状況、使用したい商品・サービスの内容、今後の事業展開、商標のデザイン)など、を適切に伝えられるのか
を確認してほしいです。
もしそれが難しいのであれば
このようなコミュニケーションができないということは、相談もできず、アドバイスももらえないことを意味します。
そして、商標に過不足(取り忘れ、不適切な取得、不適切な商標選択)などがあっても、
責任を取ってもらえないということでもあります。
上記の各情報をもとに、例えば指定商品・指定役務等を選択することや、
商標をアドバイスしたり、商標の調査結果にもとに、提案を行ったりする(コンサルティング)は、
大変に手間・時間(何度もお伺いしたり、アドバイスしたりを繰り返します)がかかります。
Web上だけで行う場合は、責任も全て出願人持ちになってしまいます。
弁理士事務所、特許事務所、商標事務所に依頼するのは、
その高い専門性(アドバイス)に期待してではないのでしょうか?
それが期待しづらいということでもあります。
コミュニケーションが難しい事務所のチェックポイント
いくつかのチェックポイントがあります。
-
- Web上だけでの対応
- AI等のIT技術を利用して、電話番号などの記載がない
- 調査報告等の一方的な送付(相談の方法を伝えない)
- 担当者(弁理士・事務員等)個人メールアドレス等の連絡先を伝えない
などの対応となっている場合は、
何も聞いていないので、適切なアドバイスできませんとの弁理士の逃げを許してしまいます。
逆に、一度、上記のような各事情などを聞いてしまうと、それを聞いて適切な判断をしなかったということで、弁理士には責任が発生します。
これらの手間と費用、そして責任が発生しないのであれば、どこの事務所もかなり安くできると思います。
弊所も大変大変安くすることができます。(弊所手数料は5000円(税別)ぽっきりプランさえあります。)
実は、Web等での申し込み(AIの利用)は、
責任をすべてお客様におっかぶせているから安い可能性があります。
この点を、しっかりと確認してほしいです。
なお、以下の部分は、実はすべて、この部分の内容なのです。
それをより細かくしただけだったりします。
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