2回目以降の拒絶理由通知が最初の場合、3回目の拒絶理由通知がある場合
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
2回目以降の拒絶理由通知が最初の場合、
3回目の拒絶理由通知がある場合
関連ページ
拒絶理由対応についてはこのページを参照して下さい。
審査官殿納得できません!特許拒絶査定不服審判
拒絶査定不服審判時の拒絶理由通知とその位置づけ
2回目以降の拒絶理由通知が「最初」の場合
特許の拒絶理由通知の種類(最初・最後)とその位置づけ
にも記載したように、2回目以降は最後の拒絶理由通知が普通です。
そのため、2回目以降の拒絶理由通知が最初の拒絶理由通知がされることは、異例です。
これは、弁理士が頑張って反論したこと、
審判官が抵抗していることを表しています。
ここで、抵抗している理由は、その特許が広くていい特許だからです。
それが、3回目以降で、「最初」あればさらに異例です。
3回目の拒絶理由通知が審査段階でなされる場合
2回目の通知までは、現在の特許庁の運用では審査官個人で判断できます。
他方、審査段階で、3回目以上の拒絶理由通知をするのには、
3人での合議を必要とする運用となっております。
そのため、審査官は3回目の通知はしたくないと思っていることになります。
にもかかわらず、3回目が来たということは、
さらに弁理士が頑張って反論したこと、
審判官が抵抗していることを表しています。
この時、前述のように、最初であれば、
さらにさらに弁理士が頑張って反論したこと、
審判官が抵抗していることを表しています。
関連ページ
©弁理士 植村総合事務所 所長 弁理士 植村貴昭