日本出願動向
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
日本出願動向
今回は、日本の特許出願動向を見てみます。
まずは、上位100社を見てみます。
上位100社の中に、外国企業は、フィリップス、クアルコム、
サムソン、ゼネラル・エレクトリック、ボッシュの5社のみ。
上位の20社を見ると、ほとんどが電機、家電メーカで、車メーカが
トヨタとホンダの2社となっています。
前回の中国の特許出願の傾向と比べると、かなり違うことがわかります。
例えば、国営の組織が多い中国に対して、日本は民間企業ばかり。
大学の出願が多い中国に対して、日本は大学の出願が上位100出願人にも入っていません。
日本の特許出願における上位IPCと上位FIの内容
上位のIPC、FIを見ると、半導体やデータ処理、医療用装置、カメラ、薬、高分子化合物など、
日本の技術のイメージとあった出願が多くされております。
A63Fが多いのは、パチンコ業界の企業が上位に入っており、分野を絞った出願に集中していることから多いようです。
中国とは、また違った分野になってます。
今後、アメリカや他国との比較を見ていくので、各国でどのような違いが
出てくるのか楽しみです。
上位10社は、ほとんど電機・家電メーカですが、それぞれのIPCを
見ていきたいと思います。