商標権取得(商標申請・商標出願)の流れ(出願~拒絶理由通知~登録~更新)と費用(弁理士の料金)

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有

商標権取得(商標申請・商標出願)の流れ(出願~拒絶理由通知~登録~更新)と費用(弁理士の料金)

商標の出願~取得までに係る、一般的な費用を説明します。

一般的に 1区分の商標を取得するのに必要な費用は ¥100,000〜¥150,000 の間だと思います。

商標出願費用・商標申請費用・商標調査費用・拒絶理由通知対応費用・成功報酬・登録費用・更新費用などの費用と流れの説明図です。依頼を受け→商標出願(商標申請)→特許庁による審査→拒絶理由通知→意見書・補正書の提出→登録査定→登録料(10年分、又は、5年分)→登録完了(成功報酬)→更新(10年毎)

① 出願前の相談

出願前の相談(コンサルティング)は、本来は必須です。
その理由は、このページを参照ください。
ざっくりというと、商標出願=事業戦略なので、ただ取ればいいというものではないからです。

また、調査、出願する、商標・指定商品・指定役務を決定するのにも、
事前ヒアリングが必須です。(これこそが、商標で一番難しい作業です。)

個別に取る弁理士事務所だと、料金として2万円程度取る場合もあります。

② 出願前調査

特許と異なり、出願前の調査は必須です。

一般にどこの弁理士事務所でも行っていると思われます。

ただ、審査官ではないので、100%確実に登録できる、又は、できないを
保証する弁理士事務所は無いと思います。 

もっとも、この段階での調査・コンサルディング・提案がどのぐらい適切に、
出願人の方に寄り添ってできるのかが弁理士の腕の見せ所だと思います。

この、調査・コンサル・提案が適当だと、出願自体が意味をなさないです。
弁理士の費用料金が安ければいいということにはならないのです。

是非以下のページを見ていただければと思います。
商標の弁理士費用が安い(費用が格安)は本当か?商標出願時(商標申請時)・商標登録時・特許商標事務所の良し悪し13のチェックポイント

③ 調査結果を踏まえたアドバイス(コンサルティング)

(①、②及び③にを合わせて、1万円程度が多い、無料の事務所も存在します。)
調査結果が、登録できますという結果であればよいが、そうでない場合は、対応を協議する必要があります。 

④ 特許庁へ商標出願(商標申請)

1区分で弁理士事務所手数料 2~5万円程度
1区分で特許庁費用     1.2万円
区分が増えると、比例的に増える弁理士事務所が多い

⑤ 拒絶理由対応(複数回来る場合あり、そのたびに必要)

1区分で弁理士事務所手数料 5~12万円程度。
区分が増えると、比例的に増える事務所が多い

独創性のある文字やマーク、競争率の高くない商標の場合、拒絶理由通知が来ない場合もあり。

意見書・手続補正書を提出して、審査官の意見を変えてもらい登録を目指します。

⑥ 登録査定

⑤の拒絶理由通知への反論の結果など、拒絶の理由がない場合に、登録査定が出ます。

その際に、成功報酬・登録事務手数料として
1区分で弁理士事務所手数料 4~10万円程度
区分が増えると、比例的に増える事務所が多い

10年間の権利維持費用(年金)として
1区分で特許庁手数料 32,900円(5年分だと、17, 200円)
区分が増えると、比例的に増えます。

⑦ 更新費用(登録更新費用、10年分、5年分)

1区分で弁理士事務所手数料 4~6万円程度
区分が増えると、比例的に増える事務所が多い

10年間の権利維持費用(年金)として
1区分で特許庁手数料 43, 600円(5年分だと、22, 800円)
区分が増えると、比例的に増えます

10年(場合によっては5年)毎のこの更新については、
特許庁から何の連絡もないため、忘れる人が多いです。

弁理士事務所でも、一番危険で、忘れやすい業務です。
やはり10年間、何かしなくてはならないことを、記憶・記録しておくというのは、
かなり難しく、システムの破損なども考えると、実はかなり大変な作業です。

弁理士 植村総合事務所 商標取得の際に必要な費用

弊所では、お客様のご要望に合わせた料金・費用プランをご用意しております

 ・商標パックプラン ~任せて安心~

 ・出願プラン    ~料金重視~

 ・成功報酬プラン  ~難しい案件にも積極トライ~

特におすすめのプランは、商標パックプランとなり出願~登録までの追加料金のない定額プランとなっております。
このようなサービスは、他の弁理士さんは、あまりやっていないことですが、
お客様に安心して利用していただきたいとの強い想いからご用意させていただいております。

もちろんお客様のご都合に合わせた他のプランもお気軽にご選択いただくことができます。

関連ページ

あまりに安い、激安・格安等の安さを売りにする事務所の問題点については、
こちら、まとめ:激安・格安で商標申請を受ける特許事務所を参照ください。

弊所の料金についてより詳しくは、
弁理士 植村総合事務所 商標料金
商標申請の費用(弁理士 植村総合事務所料金)
をご参照ください。

※拒絶査定となった場合には、審判(準裁判)を請求することができます。
(その場合は別途料金が発生いたします。)

特許庁の商標のページ

弁理士 植村総合事務所 商標料金

他の競合事務所に負けないために、値段でも勝負しております!もちろん、コンサルで質も確保、商標取得(商標出願・商標申請)には、難易度によっても費用が変わりますので個別に対応させていただいております。また弊所では定額料金制をとっておりますので、特許庁から登録できないとの通知が来たときの意見書の対応料金も含まれております。
標準商標・ロゴ商標

安いが全て!:激安・格安で商標申請・商標出願を受ける特許事務所(商標事務所)

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説明をする植村

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ビジネスの発展に繋がり、さらに守るための「使える」商標とは?
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商標更新時の費用

商標は、永遠の権利(永遠権)です、しかしそれには10年毎の更新が必要です。更新時の確認内容は、①その商標を使うのか否かの再度の確認、②各種変更が無いかの確認、③取得ししている区分で不要な区分が無いか、③指定商品・指定役務が足りているか、④住所変更・社名変更などが無いか、です。
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商標登録によってできること:®マーク 権利行使

®マーク(Rマーク)は商標の登録によって付与が可能となります。是非、たくさんつけて、その商標の普及を促進してください。そして、それは、御社のブランド価値の増加となります。また、差止・損害賠償等の権利も有することになります。

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不使用取消審判:登録時の注意!

商標登録はおめでたいです。しかし、その商標を3年間使わないと不使用取消審判で取り消されてしまいます。しかもただ使用すればいいのではなく、登録商標と同一の範囲でなければならないのです。

商標の各手続まとめ

世界各国へのPCTを経由しない場合の現地代理人手数料等です。中国、韓国、アメリカ、カナダ、EU(EPOを経由)の代理人手数料と、現地の庁手数料とについて、順次掲載していきます。
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商標弁理士(商標の弁理士、特許事務所、商標事務所)とは?:そのような資格自体は存在しません

商標弁理士という資格は存在しません。あるのは、弁理士という国家資格です。そのため、弁理士自体は、特許、商標、意匠、実用新案いずれも法律的に対応できます。対応というのは、相談、コンサル、出願、拒絶対応、登録、その後の管理などです。逆にいうと、商標・特許等の手続は弁理士法によって弁理士によって独占されています。

©弁理士 植村総合事務所 所長 弁理士 植村貴昭

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