激安・格安 5:「Kindle」の場合の例2

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有

激安・格安で商標出願(商標申請)を受ける特許事務所 5

「Kindle」の場合の例2

本屋さんの具体例

前回、「本」を作る商品の商標と、
本屋さんを行う場合の「本屋さん」のサービスの商標が異なることを書きました。
その中で、格安・激安等の特許事務所を使うかを検討いただければと思っています。

このように、単に「本」でも簡単には決められず、
更に、現在のビジネスはさらに複雑化しております。

例えば、本を電子的に読めるデバイスであれば、
携帯電話などと同じ、電子デバイス等の商品に対する商標を取らなければなりません。

さらに、インターネットを介して本のデータを売る。
Kindleのような場合には、また別のサービスの商標を取らなければなりません。

そのうえ、そのお客さんが今後、雑貨なども売りたいということになれば、
小売りのサービスの商標が必要です。

さらにそのうえ、将来的にはフランチャイズなどもしたい
などということになれば、
別のサービスの商標を取得する必要があります。

そのあたりの、今後のビジョンを聞いて、
取得する商標の範囲を決める必要があるのです。

場合によっては、過去の経験から、この分野はいりませんか?
などというアドバイスなどもする必要があります。

しかも、範囲を増やせば増やすほど、多くの費用が掛かります。

予算などと、その事業の実現性、実現までの期間などを勘案して、
商標出願(商標申請)する商品・サービス(役務)を決める必要があるのです。

ビジョンと出願分野の決定

私は、商標出願(商標申請)を、コンサル業だと思っています。

そのあたりのきめ細かいサービスを、
激安・格安という安さを売りにしている事務所が可能なのかは大いに疑問があります。

そして、そこが決まらないと、正直、調査もできないはずなのです。

そのため、調査料を無料にしている【激安・格安等の安さを売りにする事務所】では、
ほぼ不可能ではないかと私は思っております。

 次回
 第6回 激安・格安で商標出願(商標申請)を受ける事務所6

 前回
 第4回 激安・格安で商標出願(商標申請)を受ける事務所4

まとめたページは下記です。

安いが全て!:激安・格安で商標申請・商標出願を受ける特許事務所(商標事務所)

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