激安・格安16:拒絶理由通知
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
激安・格安で商標出願(商標申請)を受ける特許事務所 16
商標での拒絶理由通知は悪いことなのか?
商標出願(商標申請)した場合に、
そのまま登録できないと特許庁の審査官が判断した時には、
拒絶理由通知
というのが来ます。
特許の場合には、その確率は90%以上です。
商標の場合、それほど高くないです。
それでも、50%ぐらいでしょうか。
もちろん、先行商標を調査し、しっかりと商標吟味した場合は、
ほとんど通知が無い場合も多いです。
ここで、吟味とは、
取れそうもない、取れる確率が低いから商標自体を変えてしまう
ということも含まれています。
一見すると
拒絶理由通知が来ない方がいい?
ように思います。
特段苦労なく、すぐ取れるという意味では、確かにその方がいいです。
しかしながら、もともと価値の高い商標の場合、そうとは言えない場合も多いです。
自分が取りたい商標が、その商品やサービスとの関係で、
それ自体がいいものであるような場合は、
拒絶理由通知が来ることも覚悟したほうがいいのです。
例えば、「価格.com」
小売りであれば、みんなが取りたい名前だと思います。
このようなものは、先行する同じような商標が無くても、
その商標自体が、商品やサービスの質等を表すとして、
拒絶理由通知が来ることがむしろ普通です。
逆に、全くこの理由の拒絶理由通知が来ないから大丈夫!
と弁理士が太鼓判を押せるようなものは、
価値が低い場合があるということができます。
そのため、必ずしも、拒絶理由通知が悪いということにはならないのです。
もちろん、そのための費用が掛かる場合があるので、
そこだけ見ると、悪いことなのでしょうが、
長期的に見て、悪いとは言えないのです。
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