訴訟における心構え(侵害訴訟)
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
訴訟における心構え(侵害訴訟)
訴訟は、正直、企業間戦争の道具になります。
そのため、相手からも全力での反論が返ってくることになります。
訴訟=殴り合い
であるということです。
よほど、こちらに有利な場合でなければ、
勝てるとしても、いろいろ嫌なことがあります。
まず、当然ですが、相手はこちらの権利を攻撃してきます。
そもそも特許になるような物じゃないとか、
だれでも思いつく、とかです。
人格攻撃のようなことも、してきます。
そのため、相手方の書面を読むだけで ” 嫌に ” なってきます。
当然ですが、こちらに気分のいいことは何一つ書いていないからです。
私自身も一度、自分のことで裁判で争ったことがあったのですが、その時の精神的負担はとても大きかったです。
費用
弁護士費用や、我々弁理士費用もかかってきます。
訴訟ともなれば、100万円ですめば、御の字というレベルになります。
時間
前よりはだいぶ短くなっています、訴訟は1年ぐらいかなぁ・・と思います。
(ただ、いろいろな理由で、これよりも伸びることも多くあります。
例えば、裁判官の交代、相手の引き延ばし戦略、無効審判の提起などがあり得ます。)
また、控訴審などに言った場合は、さらに1年ぐらいかかってきます。
弁護士の腕
訴訟になると、必ず弁護士が必要になっております。
この弁護士さんですが、正直、極めて優秀な方からそうでない方まで、
普通の職業と同じように存在します。
さらに、腕が良くてもやる気がないとか、あまり戦ってくれないなどの、
その心の持ち方からくる問題もあったりします。
そのあたりの見極めは、かなり難しいところです。
なお、弊所では、優秀で親身になってくれる弁護士を知っております。
(所長は、ロースクールを出ておりますので、
その時にたくさんの弁護士を見て知っております。)
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©弁理士 植村総合事務所 所長 弁理士 植村貴昭