<> コラム

どうでもいい話|特定技能 ビルクリーニング

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表

どうでもいい話

ドアなどに付いている蝶番。
私は、ずっと「ちょうばん」と言っていました。
正確には「蝶番」⇒「ちょうつがい」なんですね。

でも、現場で業者さんと話すときも「ちょうばん」で会話は成り立つし、
何だろうと調べてみたところ、

蝶番(ちょうつがい、英:hinge)とは、
開き戸・開き蓋などの開く建具を支え開閉出来るようにする部品である。
建築業界では丁番の表記、「ちょうばん」の読み方が主流である。
英語のhingeから「ヒンジ」の呼称も使用される。
出典:蝶番(Wikipedia)

見た目が羽を開いた蝶々のように見えることから、この名前が付いたとされています。
蝶番(ちょうつがい)が本来の呼び方ですが「丁番(ちょうばん)」という
当て字が使われるようになりました。

蝶番(ヒンジ・丁番)の種類と用途

蝶番の種類・用途・特性

 

1. 平蝶番

 最も一般的な蝶番です。ブレッドケースやキーケースなど、
 扉のあるDIY作品を作った経験のある人なら使ったことがあるはずです。

 インダストリアルやアンティーク風など種類の多い蝶番でもあります。
 難点は、蝶の羽にあたる部分が重なってしまうので、
 普通に取り付けただけでは隙間が空いてしまうことです。
 隙間を無くするためには取り付け部分を削るなどの加工が必要です。

 

2. フラッシュ蝶番

 平蝶番の難点を解消した種類です。
羽の部分が重ならないので開け閉めした時の隙間を小さくすることができます。

 より精度を求めている時に使いますが、
 それでも隙間がゼロというわけはではないので、
 気密性を持たせるなら取り付け部分を削った方がいいでしょう。

 

3. 抜き差し蝶番

 取り付けた後も簡単に外すことができる蝶番で、
 扉を簡単に取り替えることができるなどの利点があります。
 おもにOA機器や計測機器など、
 メンテナンスや掃除頻度の多い場所に使用されます。

 

4. スライド蝶番

 食器棚などに多く使われている蝶番です。
 扉の内部に取り付けられるので閉まった状態で隙間があきません。

 扉を開けたときに扉が建具の板より外側に出ないので、
 壁ピッタリに置くこともできます。
 難点は、専用の工具で座ぐり穴という横に広い穴を開けて
 埋め込み作業をしなければならないことです。

 

5. スライド蝶番 埋め込み無し

 穴を開けなくてもネジで留められるスライド蝶番です。
 スライド蝶番の難点を見事に払拭しました。

 埋め込みをしなくても、ネジ止めだけで
 スライド蝶番が取り付けられるようになりました。

 

6. ドロップ蝶番

 ドロップ蝶番はライティングボードなどに使われる、
 開いたときに取り付け部分との段差がない蝶番です。

 取り付け部分を削って埋め込み作業が必要ですが、
 見た目が綺麗に仕上がるのは嬉しいです。
 扉部分を開けたときに蝶番がフラットな状態になります。

 蝶番の種類と用途を使い分けて、仕事に役立ててください。

厚生労働省HPの特定技能ビルクリーニングはこちら
ビルクリーニングの目次はこちら