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どんど焼き|特定技能 ビルクリーニング
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 |
どんど焼き
1月12日(日)、近くの公園で「どんど焼き」がありました。
たくさんのご近所さんが集まって何かをする、という機会が減ってきている今、
「どんど焼き」のような行事は非常に貴重です。
是非、近所の方と積極的に交流するという意味でも、
近くの「どんど焼き」に参加してみてはいかがでしょうか。
残念ながら、時期的に感染症のリスクの高い食物(餅・豚汁・お汁粉等)の
提供については取り止め、紅白餅やミカン、お菓子等のみの配布になってしまいましたが、
臼と杵を使っての餅つき疑似体験を行ったところ、子供たちには大変喜ばれました。
当日は消防署の協力で、消火器訓練・起震車体験・AED訓練も同時に行われ、
地域の防災意識の向上も計られました。
「どんど焼き」とは?
それは小正月の定番行事。
田んぼの広い空き地や境内では、数日前から地域の方が青竹や藁、
ヒノキの枝などで矢倉を準備している姿が見受けられます。
そして各家庭の正月飾りや子供たちの書き初め、
お守りやダルマなどを焼いてもらうことができます。
普通に処分するのはちょっと・・・と、
気が引けてしまう物の処分は、「どんど焼き」が最適です。
「どんど焼き」以外の名前も・・・
「どんど焼き」ってよく考えると、少し不思議な響きです。
なぜこのような名前なのでしょうか。
よく言われている説としては以下の二つがあります。
① 火を燃やす時「尊と(とうと)尊と(とうと)」と
はやし立てていたのがなまり、後に「どんど焼き」となった。
② どんどん燃える様子からつけられた。
また、地域によってもその名称は様々です。
東北は“どんと”関西は“とんど”と微妙に呼び方も違いますし
長野県や山梨県では道祖神祭(どうそじんさい)と呼ばれています。
道祖神とは村里の入り口で、外から襲ってくる悪霊から村人や旅人を守る
堺の神・道の神を指すようです。
「どんど焼き」の由来
地域ごとの呼び名の中に、左義長(さぎちょう)というものがありました。
実はこれが「どんど焼き」の始まりとも言われています。
左義長とは、もともと平安時代の宮中行事で、正月十五日の夜に
正月飾りやお札などを焚き上げるものでした。
青竹を束ねて毬杖(ぎっちゅう)3本を結び、
その上に、扇子や短冊などを添えて、
陰陽師が謳い、はやしながら焼いていたとのことです。
これが民間にも広く伝わり、今の「どんど焼き」に至るという説があります。
年神様を見送るという意味もある事から、この一年の無病息災を祈ってはいかがでしょうか。