第1章:平成24年改正のポイント
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
平成24年改正のポイント
平成24年改正のポイント
平成24年改正法の概要
・ダウンロードの刑罰化 (議員立法により追加)
(ダウンロードの違法化(不法行為化)は
2010年1月改正)
・暗号化して複製等を防止する方法を回避することによって複製する行為を違法化
・写り込みに対する手当
・国立国会図書館による図書資料の自動公衆送信に係る規定の整備
・国立公文書館による利用の整備
ダウンロードの刑罰化(要件)
・ダウンロードの刑罰化
2年以下の懲役、200万円以下の罰金(=脅迫罪、暴行)
① 私的使用の目的をもつて
② 有償著作物等の
③ 著作権(又は著作隣接権)を侵害する自動公衆送信を受信
④ して行うデジタル方式の録音又は録画を、
⑤ 自らその事実を知りながら行つて
⑥ 著作権又は著作隣接権を侵害
有償著作物
録音され、又は録画された著作物又は実演等
(著作権又は著作隣接権の目的となつているものに限る)
であつて、有償で公衆に提供され、又は提示されているもの
(その提供又は提示が著作権又は著作隣接権を侵害しないものに限る)をいう。
ダウンロード刑罰化(成立経緯)
・ダウンロードの刑罰化(著作権者団体のロビー活動?)
文部省の提出法案では入れられていなかった。
6月15日午前 文部科学委員会において、
採決直前に自民・公明から刑罰化の修正案提出
6月15日午前
文部科学委員会において全会一致で採決
6月15日午後
衆議院において賛成多数で可決
6月20日
参議院において賛成多数で可決
10月1日 施行(一部 平成25年1月1日施行)
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