第3回 自力(自分)で特許出願をする方法

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有

第3回 提出書類の種類:願書、要約の作成

特許出願するには、当然ですが、書類を提出する必要があります。

必要書類は、以下の5つです。

  • 願書
  • 発明の詳細な説明
  • 特許請求の範囲
  • 図面
  • 要約書

このうち、最も難しいのは、発明の詳細な説明、特許請求の範囲、図面です。

願書は様式にのっとって記載すれば基本的にだれでも作成可能です。

また、要約書は、発明の内容を要約するのは難しいと一瞬思うと思いますが、
発明の詳細な説明で記載した、【発明が解決しようとする課題】と、
特許請求の範囲で記載した【請求項1】

をコピー・ペーストすれば問題ありません。

選択図面は、一番、発明のポイントが書かれていると思う図を選んで例えば、
図1の様に記載すればよいです。

そのため、発明の詳細な説明、特許請求の範囲、図面を頑張って作ることになります。

提出書類の種類と難易度

この3つの書類のうち何から作ればいいのでしょうか。

発明には、ポイントがあります、そのポイントを説明するのが発明の詳細な説明で、
その説明を記載する際についでに図面もあれば説明しやすいので図面も書く
ということになります。

そして、そもそも、そのポイントを記載するのが特許請求の範囲です。

となると、これらの書類を作るには、発明のポイントを
まずはしっかりと認識しなければなりません。

そのため、最初に着手すべきなのは特許請求の範囲(請求項)です。

これができてから初めて、その内容を説明することができるというのが普通だからです。

もし、これをしないで書き始めてしまうと、
ポイントの絞れない申請書類になってしまいます。

ということで、次回は特許請求の範囲の記載をどうすればいいのかを書きたいと思っています。

 

まとめページは以下になります。

自力(自分)で特許出願(特許出願)をする方法とテンプレート(雛形)

特許庁のHPはこちら

 © 弁理士 植村総合事務所 弁理士植村貴昭

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