コラム(各種情報)
第29回 少子高齢化の対応策は、外国人の活用それともロボット化?介護業界はどうなる?
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 |
少子高齢化の対応策は、外国人の活用それともロボット化?
介護業界はどうなる?
植村のコラム29
今回は、少しだけ、まじめな話をさせていただきたいです。
少子高齢化がすごい勢いで進行しております。
それに対する対応策として、外国人の活用(移民を含む)が叫ばれております。
外国人の活用以外の解としては、ロボット化による人手不足の解消も考えられています。
私は行政書士もしており、
外国人のビザ関係や、外国人技能実習生もやっている関係から、
外国人の活用については最前線で状況を見ております。
同時に、RobiZy(https://www.robizy.co.jp/)という
ロボットをビジネスに活用しようとしているNPOの顧問もしております。
また、埼玉県産業振興公社のロボットビジネス実践講座の講師もしております。
そのため、解決策の2つについて、ある程度公平に見ることができると思います。
いろいろな局面から判断しなければなりませんが、
まずは、現在でも人不足が深刻な介護分野に絞ってお話しさせてください。
まず、外国人の活用については、かなり問題があると思っています。
外国人が急に行方をくらますことも多いようです。
また、日本人にとって大変な介護については、当然ですが
外国人にとっても大変で、定着するのかという問題があります。
さらに、現在、外国人として来てもらえそうなアジア諸国は、
経済発展が著しく、日本に来る人はどんどん減ってきております。
人材の供給元を、次々と、より途上国に移していくという作業が必要になっております。
そして、本当に日本が少子化高齢化で決定的に介護人材が不足するときには、
日本の経済力が大きく落ちている可能性が高く、
途上国からも人が来てくれなくなるかもしれません。
移民で、国を明け渡す可能性も含めて
定住をしてもらうということなら可能かもしれませんが、
そこまでの覚悟は今のところ日本にはないように思います。
そこで、他の方法としては、ロボット化があります。
今のところ、これしか、日本が生きていく道はないように思います。
ロボット化は、日本人が有利な部分です。
つまり、創意工夫、少しの工夫が大きな使い心地を生むという分野です。
スマートフォンのように動くところ(機械部分)がなくなる
ということが極めて難しい分野でもあることから、
途上国が簡単にキャッチアップできない分野だと思っております。
さらに、確かに日本は少子高齢化の先頭ですが、
他の諸国、先進国はもちろん、現在若い人材が多く成長しているアジア諸国でも
少子高齢化は遅れてではありますが、必ず起こる可能性が高いと思います。
その中で、いち早く
ロボット化による少子高齢化の介護分野を開拓することができれば、
そこには大きな世界市場が存在することになり、
日本の輸出と経済力の強化につながります。
ただ、残念ながら、まだまだロボット化の程度は高いとは言えません。
さらなる投資と、研究開発、世界市場への進出、他業種からの進出などが必要です。
あまりにも高尚なことを書いてしまったので、反省して、少し落ちを作りたいです。
ロボットの分野に投資が集まり、
研究開発が進むと特許が必要になりますし、
海外に進出ということであれば
同じく特許・商標を海外に展開するということが必要になりますネ。
そういえば、どっかにそういうの得意な人がいましたよネ・・・(笑)
最後に、もし、ロボットを開発して日本の将来の為に投資をしたい、
開発したい、新規事業進出したいという方がおりましたら、
RobiZyや埼玉県産業振興公社などにご紹介させていただきますので、
ご連絡下さると嬉しいです。
さてさて、次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
以上
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