審査請求はすぐやる方がいい場合も!
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
審査請求はすぐやる方がいい場合も!
審査請求のタイミングについてお客様に聞かれることが多くなってきました。
これについては、
早ければいいものではない!:審査請求をすべきか否か、またすべき場合の時期の判断基準
のページでは、審査請求はその期限の「出願から3年」のぎりぎりでいいとの記事を書いております。
ただ、最近の傾向を見て、果たしてそのような非積極的な態度でいいのかとの反省をするようになってきました。
上記のページのような戦略は、おそらく客観的(私のような専門家的に)にみると正しいと、
今でも間違いなく思います。
しかし、それは気持ちとか主観とか、勢いとかを全く無視した考え方のように最近感じるようになりました。
過去の私は、ある重要な点について軽視しすぎていたのではないかと反省しております。
発明者・起業者の情熱(熱量)を無視していたのではないか?
このような主観的な情熱はどうしても、客観的な立場の私のような専門家が、
無視しがちな点なのだと反省しております。
何事も、勢いが必要であることが大事であることを軽視していたと反省しております。
反省点
今までの私は、もしかすると、発明様や起業家様の情熱や、すぐにドンドンやりたいという気持ちを
冷まさせてしまう良くないことをしていたのではなかと反省しております。
実施化には勢いが必要
発明の実施(製造・販売)をするにしても、
企業にライセンスをして実施料をもらうことを狙うにしても、
だらだらとやってうまくいくはずがないとだと、
何人かの出願をしていただいた方を見て思いました。
3年の期間がありますと伝えることにより、3年の間に何とかすればいいのだと、
思ってしまう方もいるようで。
それは、期限的な余裕があるという意識を生み、
必死さや情熱や熱意を、下げてしまい、
結果的に、せっかくの発明が世に出ないということが何度もあり、
上記のように反省した次第です。
すぐに審査請求することも十分に合理的である!
以上より、出願と同時(同時でなくても、1月以内程度)に審査請求することも
十分に合理的であると思います。
補助金
なお、審査請求には、中小企業・ベンチャー企業・個人発明家には、補助金が出ております。
詳細は特許・商標等の申請(出願)に対する補助金のニュースをご参照ください。
その他の、特許に関する情報は、↓こちらのページです。
特許庁のHPはこちら
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