IDSマニュアル:米国出願

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有
               

IDSマニュアル:米国出願

IDSの精度については、以下を参照

IDS(情報開示陳述書 Information Disclosure Statement)について

IDSを送るタイミング

各国で、拒絶理由通知が来た段階で送ります。
各国には、アメリカ以外のすべての国を含みます。
当然、日本も含みます。

なお、過去に送った文献は2度送る必要はないため、
一度送ったか否かは確認が必要です。

また、拒絶理由通知の参考文献は弊所としては送らないことにします。

IDSの実務

① 各国の現地から送られてくる広報

② それの翻訳文
を1セットにして送ります。

IDSで送る文献だけ、このセットを作ることになります。

作り方は、公報番号をフォルダ名にして、そのフォルダに、①と②を入れて、
そのフォルダを、ZIPで圧縮して送ります。

IDSの実務:日本文献の場合

公報の出し方

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
のページにアクセスします。

で、ここに、公報番号を入れます。
特開2022-15005
であれば、を入れてください。

特開平5-000001であれば
H05-000001 となり、

特開昭60-000001であれば
S05-000001 となります。

なお、日本以外についても、発行国が、
中国、アメリカ、WIPO(EP)、中国であれば、同じように出せるはずです。

もし、上手く出せない場合は、すぐに相談ください。
広報の出し方は、かなり、難しいので、何でも聞いてください。

存在する文献は、上記のような画像になるので、公開番号をクリックします。

文献単位PDFを押すことによって、
PDFの文献が出せます。

なお、現地から公報が既に提示されている場合には、このPDFは不要です。

翻訳文の作り方

上記の画像で、下の方に行くと、

のようになりますので、
①請求の範囲
②詳細な説明
をクリックして展開します。

その後、ページ上で、マウスを右クリックします。

なお、通常は、この部分「日本語に翻訳」になっていると思います。
これを変更するには、上記の「日本語に翻訳」をクリックすると、次のような画像になります。

このダイアログで、抽出された言語をクリックすると「翻訳元」の言語を選択できます。
また、「英語」の部分を変更すると、他の言語にすることもできます。
(「日本語」になっている場合は、このダイアログのように「英語」に変更する必要があります。)

中国語なども同じようにして対応できるはずです。

なお、詳細な説明などがないようなものの場合には、要約部分だけでいいです。

ワードに貼り付け

英語にした、「詳細な説明」部分と、「特許請求の範囲」について、
そのまま、ワードにコピーペーストしてください。

ワードのファイル名は、出した広報と同じ名前で最後に「-trans」とつけてください。

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