5-4 特許請求の範囲の作成 必要な知識
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
5-4 特許請求の範囲の作成 必要な知識
第3.特許請求の範囲の作成
1. 特許請求の範囲の作成を行うのに必要な知識
外国対応-1
1.「・・において、」と書かない。
米国、EPではそれまでの部分は審査の対象とならない。
(EPでは特許となる際に、「おいて」形式にする必要はあり。)
Aと、
Bと、
Cと、を有し
Aは・・・であり、
Bは・・・である
良いクレ-ムとは
(1)特許戦略と合致したクレ-ム
(≠広いクレ-ム、無効に成り易い)
(2)読んで不明点がないクレ-ム
(全ての段階で問題が生ずる)
((3)権利範囲が不明瞭なクレ-ム?))
(4)出願人の意図する範囲を過不足なくカバ-
(5)特許されやすいクレ-ム
権利行使の段階(中間処理の段階)までどの様なクレ-ムが良いのかは不明な場合が多い。
不明点の無いクレームとは?
広い権利がほしい(出願人)あいまいな記載としたい(←適切か?)
明確な権利範囲としてほしい(審査官、競業他社)
良いクレ-ムとは
知財戦略に沿ったクレ-ム=良いクレ-ム
知財戦略
・=競合他社の参入障壁を作る。(実際上・心理的)
・購入会社に自社の製品を選択させる。
良いクレ-ムとは-4
読んで不明点があるクレ-ムを作るコツ
・ 主語述語関係が不明
主語となりうる言葉が多い
・ 述語が2つ
・ 一文が長い(形容詞が長い、関係代名詞)
(例) 袋状の形状の、被抽出物を内包し、被抽出物からの抽出液のみを通過可能な材質で形成され、ホルダが固着される濾過部、及び、破断部を有するフィルタ
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