特許の調査(特許検索)の種類(先行調査・無効調査・侵害調査)

植村 貴昭
この内容を書いた専門家
元審査官・弁理士
行政書士(取次資格有)
登録支援機関代表
有料職業紹介許可有

特許の調査(特許検索)の種類(先行調査・無効調査・侵害調査)

1 特許調査の種類(日本国内のみ調査の場合)

特許調査の種類

  先行調査 無効調査 侵害調査
内容 特許出願(実用新案)の出願前に、登録の可能性を調べるためにする調査。
通常の特許事務所や特許庁はこれを、出願前に進めるがその有効性については疑問がある。
詳しくは、特許調査(特許検索)の必要性!必要ないです!元特許庁審査官
先行調査の強化版である。ただし、単に数を見るだけではなく、他人の特許を無効審判で無効にする資料を集めるための調査(検索)である。
その為、単に、先行調査は同一のものを見つけるのを目的にするだけではなく、複数の文献を組み合わせてその特許性を否定する(進歩性)を否定する文献を発見することを目的とした調査。

この侵害調査は、特許請求の範囲を1件づつ調査する必要がある。

さらに、特許(登録)となる前には、その権利範囲が変更される可能性があるため、確実とはいえない。

調査件数 制御系の場合100件程度
構造の場合300~500件程度
制御系の場合800件程度
構造の場合2000~4000件程度
制御系の場合600件程度
構造の場合1500~3000件程度
精度 70%程度 95%程度(100%は不可能です) 95%程度(100%は不可能です)
期間 2週間程度 1ヵ月程度 1ヵ月程度
費用 8万円程度(内容によって変動します) 40万円程度(内容によって変動します) 40万円程度(内容によって変動します)
その他

発明のポイントが多いと、それに応じて、費用が掛かる。8万円 × 発明のポイント 

発明のポイントを絞り込むことが難しい場合がある(あれもこれもとなると、かなりの費用となってしまう。)。

調査範囲を、単なる特許文献だけでなく、技術論文、雑誌、過去の展示会など広げるとそれに伴い費用と時間がかかる。
さらに、外国にまで範囲を広げると、同じく費用と時間がかかる。
数百万円かかる例もある。

ただし、これほど費用をかけるならば、出願したほうが安くつくと思われる。

調査範囲を、単なる特許文献だけでなく、技術論文、雑誌、過去の展示会など広げるとそれに伴い費用と時間がかかる。
さらに、外国にまで範囲を広げると、同じく費用と時間がかかる。
数千万円かかる例もある。
販売予定国の調査をすることで足りますが、数が多いと、すごいコストになります。

 

2 関係ページ

自力で、調査したいという方には、
【自分(自力・一人)で無料でできる特許調査(検索)の簡単(簡易)な方法
 :元審査官がお教えします。】
このページをご参照ください!

3 弊所への依頼

弊所へ依頼する場合の、先行調査の内容はこのページです。
特許庁のHPはこちら

 

自力(自分)で特許出願(特許出願)をする方法とテンプレート(雛形)

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