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待機電力｜特定技能 ビルクリーニング
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植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士（取次資格有） 登録支援機関代表 |
待機電力
使っていない家電もコンセントにプラグを挿しっぱなしになっていませんか？
家電は使っていない時でも、リモコンからの信号受信待ちや
タイマー機能などでわずかに電力を消費しています。
これを待機電力あるいは待機時消費電力といいます。
この待機電力の消費量は一世帯が消費する電力のうち
５．１％を占めているという調査結果があります。
（一般財団法人省エネルギーセンター
「平成２４年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業（待機時消費電力調査）報告書」）
ちなみに、平成２０年度に行われた調査では
６．０％という結果でしたので、待機電力量は減っています。
主な要因としては、家電の待機電力が小さくなるよう開発が進められているためです。
そのため、昔の家電を使用している人は５．１％よりも
多く待機電力を使用していると考えられます。
年々値上がりを続けている電気代、少しでも安く出来たら嬉しいですよね。
そこで、待機電力を減らす主な方法をご紹介しましょう。
待機電力を減らす方法
●使用していない時は主電源をオフにする
コンセントから抜き差しするのが面倒という人は、
使用していない家電の主電源をオフにしましょう。
これだけでも待機電力が１９％削減出来ます。
●コンセントから抜く、あるいは節電タップをオフにする
コンセントから抜いてしまえば待機電力がゼロになります。
長期間使用しない家電はコンセントから抜いてしまいましょう。
ただ、何度もコンセントから抜き差しするのは面倒ですし、
機器によっては安全面や耐久性に支障が生じます。
節電タップを用いて非通電状態にすれば、プラグの抜き差しをしなくても
同じ節電効果が得られるので頻度が多い場合はこちらをお勧めします。
●待機電力があまりかからない家電に買い替える
近年開発された家電は、待機電力があまりかからないものが多くあります。
待機電力のためだけに最新の家電に買い替える必要はありませんが、
買い替えの時には待機電力のことを意識してみてください。
長期的にみるとそちらの方がお得になるケースがあります。
また、１０年以上前の家電を使っている場合、
待機電力だけでなく通常使用時の消費電力も大きいので、
使い続けるより買い替えた方がお得になるかもしれません。
ここで待機電力の多い家電、総合ランキングです。
家電名称 待機電力
１位 外付けモデム、ＤＳＵ、ホームゲートウェイ機器など ７．４３Ｗ
２位 ガス瞬間湯沸かし器 ７．０５Ｗ
３位 ガス給湯付き風呂釜 ６．６５Ｗ
４位 石油給湯付き風呂釜 ６．３０Ｗ
５位 パソコンネットワーク機器 ５．９２Ｗ
６位 ＦＡＸ付き電話又はＦＡＸ専用機 ３．４３Ｗ
７位 充電式掃除機 ２．８２Ｗ
８位 その他電話機（本体） ２．４６Ｗ
９位 充電式電気シェーバー ２．３４Ｗ
１０位 ビデオデッキ ２．２７Ｗ
（家庭所有機器の待機時消費電力調査より）
となっております。
使う時に素早く起動しなくてはならない家電ばかりということです。
中でもリモコンで操作出来る家電は、スイッチを押すだけで直ぐに使える状態だと、
非常に便利ですが、スタンバイ状態を保つ時に待機電力がかかってしまいます。
コンセントから抜くのを控えたほうが良い家電
節電のためにコンセントから抜くと、かえって消費電力が増えてしまったり
家電を傷つけてしまったりする可能性がある家電を紹介します。
それは、エアコンとテレビです。
エアコンは、コンセントに差してから数時間は
運転させずに通電状態で待機させる必要があります。
なぜならエアコンがうまく機能するためには、
室外機と室内機の間を、冷媒が循環している必要がありますが、
コンセントに差してすぐに運転させると、冷媒がうまく循環せずに
エアコンを痛めてしまう原因になるからです。
そのため、毎日使うような夏と冬はコンセントを差したままの方が良いでしょう。
逆に、エアコンを使わない時期はコンセントから抜いておいた方が節電になります。
テレビは、コンセントから抜いてしまうと電子番組表などのデータ受信が出来なくなります。
再度電源を付けた時に、再度情報のダウンロードを行うのでより大きな電力を消費します。
また、最近の液晶テレビは待機電力が１ヶ月で数円しかかからないので、
そもそもあまり気にしなくても良いでしょう。
意識しないうちに消費される待機電力が多い家電を知り、
電気料金の節約に役立ててください。
