12:元特許庁審査官 弁理士 植村貴昭が教える!! 「米国特許実務」
植村 貴昭 この内容を書いた専門家 元審査官・弁理士 行政書士(取次資格有) 登録支援機関代表 有料職業紹介許可有 |
元特許庁審査官 弁理士 植村貴昭が教える!! 「米国特許実務」№12
明細書のチェック
明細書作成のコツ-1
・改行、スペ-スを多用、箇条書き。
・2行以上の文章を作らない(できれば)
・文章は、単純であるほど○(幼い文章)
・文章は、短いほど○(幼い文章)
・及び、又は、を使わない。
・「、」が複数入る文は危険。
・単数複数を意識する
・主語を意識する
明細書作成のコツ-2
・米国では機能的な表現を特に嫌う。
means クレームと同じ考え方
・図面は単純ではないと、
線・文字がつぶれ易い(解像度低い)
外国対応-2
アメリカでは数字には特殊な意味を持ちやすい
「第1の実施形態」
「第2の実施形態」
「第3の実施形態」
↓
「実施形態」
「他の実施形態」
「さらに他の実施形態」
私 の 提 案 - 1
- 技術背景では,先行技術の指摘,簡単な説明とし、
(各文献について1行程度)
- 発明の課題では、一般的な課題とし、
(例えば、より効率的な装置を提供する。
より簡単な構成の装置を提供する。
より高速で処理する。
より精度を上げる。等)
- 効果も、
この一般的な課題を解決したとすれば足りる。
(単に、課題をコピ-すれば足りる)
→効果不効奏の抗弁(アメリカでは明確に許容)
植村総合事務所のHPトップはこちら
「米国特許実務」目次ページはこちら